赤ちゃんが風邪をひいて咳や痰が絡んでくると、辛そうだし早く治ってほしい!!
母親ならみんな思いますよね。
風邪を治すためにも大事なのは、大人と一緒でやっぱり栄養と休息。
そこで今回は栄養面にスポットをあて、赤ちゃんが食べやす、咳や痰に効果のある食材を使った離乳食メニューを紹介していきたいますね。
赤ちゃんが咳がでるときの食事のポイント
①水分をしっかり摂らせてあげること
これは食事のときだけに限らないのですが、風邪をひいて喉が痛かったり、咳がでるときは水分補給をしっかりしてあげるといいですよ。
というのも水分を摂ることで
- 乾燥しやすくなると咳がでるのを水分補給で多少なりともコントロール
- 痰をやわらかくして出しやすくする
といった効果が見込めるからです。
ただ冷たい咳が誘発させてしまうので、温かいor生ぬるい飲み物がオススメです。
柑橘系は避ける
みかんなどの柑橘系は、生で食べると酸味が強く席を通発してしまったり、喉が炎症を起こしている時だと酸味の影響で炎症を悪化させてしまったり、痰を増やす作用もあります。
絶対に柑橘系を取ったらダメということはないのですが、柑橘系を使うなら生のままではなく、加熱して酸味を和らげてから食べるようにするのがオススメです。
とろみをつける
風邪で喉を痛めていたり、咳が出る場合はやっぱりのどごしのいいものが食べやすいです。
そこで一手間。
片栗粉でとろみをつけてあげてあげるとお野菜を煮込んだり、ひき肉やお魚などを煮込んだものでものどごしがよくなるので取り入れてみてくださいね。
片栗粉を水でといてとろみをつけるのが面倒…
そんなときには、水で溶かさず、そのままとろみをつけたい料理に直接入れて加熱したらとろみがつく片栗粉とろみちゃんが使い勝手抜群ですよ。
風邪のときのとろみだけでなく、普段の離乳食にとろみをつけたいときだったり、離乳食だけじゃなくて、普通に水溶き片栗粉でとろみをつける代わりにバンバン使えますからね。
毎回とろみを片栗粉を水で溶いて作るのちょっと面倒なんだよね…
と思っているなら試しに使ってみる価値ありですよ~♪
赤ちゃんの咳がでるときの離乳食メニュー
赤ちゃんの咳がでるときの食事のポイントを紹介しましたが、ポイントだけ伝えられても何を作ったらいいか悩みますよね。
そこで参考程度ですが、咳が出るときにオススメの離乳食メニューをお伝えしていきますね。
蓮根とじゃがいものポタージュ
蓮根には喉の炎症を抑えたり、痰を切りやすくする効果があるんです。
そこでとろみがつくじゃがいもと一緒にコトコト煮込んで牛乳を入れてミキサーorフードプロセッサーで粉砕してポタージュスープにしてみてはいかがでしょうか。
もちろんじゃがいもの他にもたまねぎやにんじんなどお野菜も煮込んで入れて込んでしまえば、栄養価もアップ。
スープだしじゃがいものでトロンととろみもつくので、飲みやすいですよ。
レシピは牛乳ですが、アレルギーがあるなら豆乳で代用してももちろんOKです。
蓮根湯
食事のメニューにはならないけど、ちょっとした水分補給のときに使える蓮根湯も咳がでるときにはオススメです。
作り方は蓮根をすりおろして絞り、絞ったお汁にお湯を加えてひと煮立ちするだけ。
味付けはお好みで塩や醤油を入れてもいいですし、甘めがよければちょっとだけお砂糖入れてもOKです。
しょうがの絞り汁をプラスすると、身体も温めくれるのでさらに効果アップしますよ。
赤ちゃんだとまだ生姜は難しいですけど、1歳過ぎたら少量ずつ鳴らす感じで徐々に使えますからね。
1歳過ぎて料理にもしょうがを使うようになっていたら、生姜をプラスされてもよいかな~と思います。
大根おろしお粥orうどん
大根のはちみつ漬けが咳や喉に効くとよく聞きますよね。
そんな大根。
喉の炎症を和らげたり、痰を出しやすくする働きがあるんです。
そのため咳が出たり、咳が出て喉が痛いんじゃないかな?!と思うなら大根も離乳食のときに使いたい食材の一つです。
ただね、咳に効果があるのは、辛味成分のイソチネードなんです。
でね、この辛味成分は加熱すると失われてしまうんです(´・ω・`)
そのため大根おろしを使うなら生ですりおろして使うのが一番効果が得られるのでオススメです。
え?!
大根を生で赤ちゃんにあげてもいいの?!
と思われたかもしれませんが、離乳食初期から生のだいこんおろしはOKです。
生だと辛味が強いので若干加熱してもOKですが、咳がひどいときは生おろしを混ぜ込んで使うのがベストです。
大根の説明が長くなってしまいましたが、大根おろしお粥やうどんの作り方も簡単に紹介しておきますね。
①白身魚やしらす、青菜、小松菜、にんじんなどお好みの野菜を小さく切って煮込む
②大根をすりおろす
③お粥やうどんに混ぜれば完成です。
ただ魚や野菜を煮込んだものに大根おろしを混ぜただけだとサラサラ。
そのため大根をすりおろしたて①と合わせたあと、水溶き片栗粉を加え少し加熱してとろみをつけてあげてもOKです。
にんじん&りんごゼリー
風邪のときにりんごも大根と同じようによく聞きますよね。
それはりんごに含まれているペクチンの粘膜を保護する働きや、りんご酸の炎症を抑える働きがあるからなんです。
そんなりんごを使った簡単離乳食が「にんじんとりんごのゼリー」です。
作り方も簡単
①にんじんは皮を剥いて柔らかく茹でてすり潰し
②りんご果汁と粉寒天を火にかけて、粉寒天が溶けたら人参を入れる
③よく混ぜ合わせて容器に入れ冷蔵庫で冷やす
という3ステップ。
ゼリーなので、のどごしもよくツルンと食べやすいメニューです。
バナナのミルク煮やバナナ豆腐
バナナも栄養価が高い食べ物。
実は免疫を高める栄養素も多いんだとか。
そのためバナナを生で食べたり、ヨーグルトとあえて食べたりしてももちろんOKなのですが、バナナを牛乳や粉ミルクと一緒に煮込んでバナナをすり潰したり、ゆでたお豆腐とすりつぶしたバナナを合わせたものも、のどごしがよくバナナと一緒にタンパク質も摂取できるのでオススメです。
離乳食じゃないけど、花梨ジュース
はちみつの大根漬けと同じような感じで、咳に効くと言われているのが花梨(カリン)シロップ。
花梨は10月~12月初旬が旬なのですが、あまりスーパーなどではみかけないため知られてないかもしれません。
だけどインフルエンザが流行る冬場に備えて、花梨を旬な時期に購入して氷砂糖で漬け込んでシロップを作っておくと、水分補給時にお水やお湯で割ってあげられますので、あると冬場のお助けアイテムにもなりますよ。
近くのスーパーで売ってない場合は 花梨のネット通販でも購入できますし、生の花梨を買ってシロップ漬けは面倒なら花梨シロップも販売されてました。
乾燥やインフルエンザが流行る冬に、家に常備してあると家族で使えるアイテムです♪
さいごに
咳込みがひどいとごはんを食べるのも大変そうですが、食べれるならしっかり栄養を摂ってもらうのが一番。
ちょっと一手間加えてとろみをつけてのどごしをアップしてあげたり、喉や咳に効果のある食材をうまく取り入れて離乳食を作ってあげてみてくださいね。